よし笛とは

水辺の植物「ヨシ」



●イネ科の植物で 川や湖の岸辺近くに生えています。(アシと呼ぶ地域もあります)

●茎の太さは1センチたらず、でも背丈は 4〜5mにもなります。

●ヨシのすだれ、ヨシ葺き屋根などで、よく知られています。

●雅楽の篳篥、クラリネット、オーボエなどのリード部分にも使われていて昔から音楽と関係が深かい植物です。

●水辺の環境を守る働きがあります。

●最近は 岸辺の整備が進んで ヨシがすっかり減って、環境破壊が進んでいます。


琵琶湖のある滋賀県では、古来より「江洲葭(ごうしゅうよし)」「近江葭(おうみよし)」と呼ばれ(よし)の産業が盛んで、様々な葦製品が作られてきました。


葦製品の中にいろいろな型のヨシ笛(葦笛)とよばれるものもありました。


それらのヨシ笛には、ブーブー笛と呼ばれるような類の玩具としての笛の他に、今もありますが、音階があり、簡単な曲を吹くことの出来るようなヨシ笛もありました。



しかし、当時既に夫婦で笛を使っての演奏活動をしていた私達にとって、手に入れることが出来たヨシ笛は、どれも私達が求める楽器としての資質が無く、演奏に使用していた他の種類の笛に比べても様々な面で劣っていると言わざるをえない笛ばかりでした。


そこで、演奏活動に使用できる楽器としてのヨシ笛の研究と開発を自ら取り組むことにしました。


そして様々な構造、形のヨシ笛を作り、試行錯誤を繰り返した結果、特許を取得できた現在の葦笛が誕生しました。


新しく誕生した葦笛は、それまでに容の似た笛もありましたが、これまでのどのヨシ笛とも音を作る“構造”が異なる、全く違った発想の中から誕生した笛になりました。


この新しく誕生した笛を演奏活動に使用するうち、皆様から多数の御要望を受けて「よし笛工房 彰」を立ち上げることとなりました。


そして、新しく誕生した音色も響きも全く違うこの笛(葦笛で、日本初で唯一の特許構造)に、和楽器らしく、また笛を吹いていたのが妻だったこともあり、女性をイメージして「よし笛」と表記しました。


現在では、玩具の類のヨシ笛を含め葦を使用した笛を全てが「よし笛」と呼ばれ、一部で混乱の元になってしまっていることは、とても残念なことですが、以前は新聞等でも既存のそれら様々な葦を用いた笛は「ヨシ笛」と表記され、販売もその名前で行われていました。


新しく考えられた「よし笛」は、葦の管で約2オクターブの音階が出せる“楽器”としての初めての縦笛です。(“よし笛”の名称を使用した他の笛は音色や響き運指等も全く異なった別笛です。)


形状は 24センチほどの縦笛の形で、葦の管に7個の穴があいていて、笛の上部に高度に調整された黒竹でできたマウスピース(音を出しやすくする補助具)があり、どなたにでもすぐ音が出せるように工夫されていています。


また、外観はカシュー漆を塗られ、高品質かつ使用する奏者に“優しい仕上がり”になっています。


わずか1センチほどの葦の細い茎を使った、一本一本手作りの笛ですから、世界でただ一つとして同じ物のないどなたにでも楽しんでいただける和楽器の笛です。


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